吾郎受け R18
LoveSick
「あーあ苺、食いたかったな」
「僕の分あげるから、そんなにガッカリする事ないだろ?」
ベッドの上で二人寝そべりながら、手元に持ってきた皿から苺を一粒差し出す。
それをジッと見つめ、吾郎は緩く息を吐いた。
「苺ミルクのがいいんだよなー俺。 でも、さっき全部零しちまったし」
「贅沢だな。そんなに練乳かけたいなら、かければいいじゃないか」
「あ? ボケてんのか? 練乳さっき全部使っちまってねぇって言ってんだろ?」
少しムッとしたのか眉間にしわを寄せる吾郎。
そんな彼の様子を見ながら寿也はクスリっと笑った。
「あるじゃないか、練乳」
「えっ!? どこだよ!?」
「ココ」
スッと指をさしたその先にあるものを見て、吾郎は絶句した。
「自分で、ぶっかけちゃいなよ?」
キュッと股間を握りユルユルと扱き出す。
「あっバカッ! んな事出来るかよ、変態っ!!!」
キッと睨み付けてくる吾郎。
「ふふ、冗談だよ」
「お前が言うと冗談に聞こえねぇんだよ」
ニッコリ笑う寿也を見つめながら、吾郎は盛大なため息を吐いた。
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