吾郎受け R18
LoveSick
「も・・寿、お前って・・・こういう事しか頭にねぇの?」
ベッドにもたれかかり、ハァハァと荒い息を繰り返しながら寿也に尋ねる。
「そんなことないけど・・・吾郎君のことは特別だよ。君を見てるとどうしてもムラムラしちゃって・・・」
「・・・・・あんま、嬉しくねぇ特別だな 」
「それよりさぁ・・。また口でシテよ?」
「ヤだ。ぜってぇしねぇ」
「どうしてさ?」
不満げな声を洩らす寿也に吾郎は思い切り眉をしかめた。
「けが人のクセに、盛るヤツにはしてやんねぇ」
ふんっとそっぽを向き、服を着替えて、自分のベッドへと上がってゆく。
翌日、寿也は病院で症状が少し悪化していると告げられ、苦笑した。
なんとかで戻り入院は避けれたが、その日から一週間は部屋で安静に過ごすハメになるのだった。
前/オワリ