もう一度優しく口付けて見つめ合い、額同士がくっつき、鼻と鼻も触れ合う。
吾郎がそっと瞳を閉じると、それを待っていたかのように寿也は唇の輪郭をなぞり、丁寧に口腔内を犯してゆく。
優しいキスから、深く激しいキスへ・・・吸っては舐めて、お互いの唾液を交換しさらに舌を絡ませる。
「ふ・・・ぁ・・」
吾郎の口から甘ったるい鼻に抜けるような声が洩れ、それすらも掬い取るようにさらに深く口付ける。
ジャージの裾をめくり、舌を這わすと、切なげな表情で寿也をみる。
いつしか頬は紅潮し、肩で荒い息をしているその姿はとても淫らで寿也を刺激するには十分だった。
「なぁ・・・、寿・・」
「どうしたの、吾郎君?」
「もう、最初から・・・欲しい。」
「えっ・・!?」
恥じらいながら見つめる瞳は揺れていて、寿也は我が耳を疑った。
「い、いいの・・?」
聞き間違いじゃなかろうかと恐る恐る尋ねれば、吾郎は頬を染めゆっくりと頷く。
「・・・いいから・・・。」
その言葉を聞き、着ているものを脱がせて生まれたままの姿になり、ゆっくり彼の秘部へ舌を這わせる。
ピチャピチャとわざと音を立てるように舐めあげると、堪らず声が洩れ身をよじる。
「んっ・・・ぁぁっ・・寿ィ・・っ」
指をグッと突き立てて、中をグチュグチュとかき回すと、そのたびに切なげな声を上げる。
「あっ・・あ・・っ」
「吾郎君、挿れるよ。」
すっと、指を引き抜き己のモノで一気に肉壁を推し進め、ゆっくりと動き出す。
「ふ・・ぁっ・・・あっあっつ・・・んっ」
切なげな声を上げ、寿也の背に腕を絡ませて、だんだんと早まる彼の動きに合わせるようにして自らも腰を動かす。
「すごく、気持ちいいよ、吾郎君。」
「あぁっ・・・お、っ俺も・・・・っ」
グイッと彼の腕を引き、自ら口付けをする。
意識的に締め付けられ、寿也は一瞬眉をしかめる。
「吾郎君、・・そんなに締め付けないで・・・。」
「寿・・・っ俺もう、イキそう・・・っ!」
「僕もだよ・・吾郎君っ!」
耳元でそっと囁くと、吾郎は堪らず首に腕を回して身を仰け反らせた。
「っあぁー・・・っ!!」
さらに激しく腰を打ちつけられて、吾郎は一際甲高い声を上げ自身のものを放出し、寿
也もほぼ同時に彼の中で果てた。
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