眉薬 他

LoveSick


行為のあと、面白そうに笑われて、薬師寺は今にも沸騰しそうなほど真っ赤になった。

「仕方ねぇだろ? 熱かったんだから」

 先ほど当たった部分を見てみればうっすらと赤く軽い火傷のような状態になっている。

「悪かったな」

ペロッと火傷した部分を舐めると、腿がビクッと震える。

構わず舐め続けると小刻みに足が震え先ほど果てたばかりのものがゆっくりと勃ち上がり始めた。

「なんだ……まだヤりたりないのか?」

「ば、バカッちがっ……コレはお前が……ぁっ!」

頬を染めて眉を顰め、甘い吐息を漏らす彼に、なんとなくムラムラしてその場に押し倒すと強引に口付けた。

「ん! んんぅ!」

「悪い、我慢できそうに無い」

「っ……バカっ」

切なげに見つめてくる彼に返事の代わりに腕を首に回し自分からもう一度口付ける。
時計の針は十二時を回り、テレビからは新年を祝う言葉が映し出されていた。

「あけましておめでとう」

「ん……新年の始まりがコレって言うのも……なんだか癪だな」

互いに見つめ合って、苦笑しながら、再び唇を重ねあった。


/ススム





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