「あっあっ……眉村っ電気」
「なんだ? どうかしたのか?」
腰を巧みに動かしながら見つめると、薬師寺は茹蛸のように真っ赤になった。
「明るいから……はずかし……っ」
「暗くしたら、親が来たとき怪しまれるだろ?」
「そ、そうだけど……ぁぁあっ!」
少しずつ突き上げる速度を速めてゆくと切なげに眉を寄せビクビクッっと震える様子が手に取るように見て取れた。
頬を上気させ、甘い吐息を漏らすその姿はまさに妖艶で一気に自身の勢いが増した。
「はっは……ぁあっ! ぁああん!」
「声、抑えろ……聞こえるぞ」
「そんなの、ムリだっ……んぁあっ……あちっ」
時々炬燵の天板がゆれ無防備な素肌に熱くなったサーモモーター部分があたり、反動で秘部がキュゥッっと締め付けられる。
そのまま構わず突き上げると、呼吸も荒く切羽詰った声色に変わって顎をクッと仰け反らせた。
「あああっ! も……イクっ……健……はぁあっあああんっ!」
「ハァハァ……イっていいぞっ」
腰を掴んで激しく前立腺を抉るように突き上げる。
「ぅああっ……ああっイクっ! 熱いっイクっ……あっ、熱っ! あっああっあーーっ!!」
キュゥウッっと締め付けて仰け反って果てたすぐ後に、眉村も中に吐き出してしまった。
「はは・・・まさか、熱いって言いながらイクとはな」
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