眉薬 他

LoveSick


薬師寺SIDE

キスにうっとりとしていると、すぐにズボンの中に手が入ってきた。

それだけで、期待してしまい自然と腰が浮いて触りやすいように。

秘部に触れられると、ゾクゾクとした感覚に襲われる。

そんな自分が恥ずかしくって、つい止めろと連発していたら、急に眉村の動きが止まった。

こんな状態でとめられたら、非常に困る。

そしたら、「本当にイヤなのか?」と聞いてきた。

恥ずかしいのを誤魔化してるに決まってんだろ!

何度も身体重ねてんだから、わかれよ!!

さらにアイツは「言わなきゃわからん」と言ってきた。

この状態を見て、わからんとか……ありえないだろ!?

この鈍感エロオヤジ!!

とにかくなんでもいいから楽にさせて欲しくて、恥を忍んでお願いした。

すぐに、アイツの硬くいきり勃ったものが入ってきてゾクゾクするような感覚に襲われた。

顔をしかめるほどの痛さは始めだけで、既に感覚を覚えてる俺の身体は快感をすんなりと引き出していく。

熱い。とにかく中が火傷しそうなくらい熱くて、あいつが動くたびに、腰が蕩けて砕けそうになっていく

「あっ……ン……あっあっ!」

ギッシギッギっというベッドの音がやけに耳に響く。

感じてる顔はやぱり見られたくなくって、枕を握り締め顔を覆う。

米倉の言葉が気になって、極力声のトーンを落とすように心がけてはいるものの、無駄な抵抗になりそうだ。

必死に声を押し殺していると、俺の視界から枕が消えた。

「顔、隠すな」

そう言って、僅かに眉根を寄せて荒い息を吐く。

相変わらずの無表情だが俺との行為で、感じているのだとわかる瞬間だ。

意外と俺は眉村が感じている顔を見るのが好きだったりする。

俺は恥ずかしくって、自分の顔を両手で覆った。

見なくていいんだよ!!

「恥ずかしいとか、そんなもの気にならなくしてやる」

そんな俺の気持ちを察したのか、眉村はそう言って激しく突き上げてくる。

「ああっ……ひぃっ……あんっあ!……あ!」

ばっか野郎っ必死に声を我慢してるのに。

そんなに激しくされたらっ……俺我慢できないだろぉが!!

しかも、ゴンッゴンっとベッドの枕木に頭が当たって、痛い。

がっつきすぎだって。眉村!

そう思ってみても、口から出るのは喘ぎ声ばかり。

やべぇ。もうとまらねぇよ。

自分でもなに言ってるのかわからなくってただひたすら名前を呼んでいたように思う。


/ススム





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