眉薬 他
LoveSick
「サイアクだな。・・・お前。めちゃくちゃ元気じゃないか」
「・・・・スマン」
乱れた衣服を整え横目でチラリと冷ややかな視線を送りながら、はぁっと前髪をかきあげ、大げさなほどため息をついた。
「・・・たくっ、来るんじゃなかたぜ」
「お前だって、気持ちよかったんだろ・・?」
「なっ!!」
「すごく、イイ顔してたが・・・」
ふっと笑われ、頭の先まで赤くなった。
「恥ずかしいこと言ってんじゃねぇよ!!! もう、2度と心配なんてしねぇからな!!」
その辺にあった眉村の上履きで彼の頭を思いっきりパカーンと叩き、保健室を飛び出していった。
眉村はその勢いでベットのポールに頭をぶつけ、コブの出来た頭を押さえながら苦笑した。
「全く・・・・素直じゃない」
そう呟き、眉村はもう一度ベッドにもぐりこんだ。
前/ススム