「ハ・・ンっ・・も・・ソコばっかり弄るなって・・・・っ」
「どこ触って欲しいんだ?」
「・・・・っ!」
珍しく余裕のある態度にムカつきながらも、言葉に詰まる。
顔をトマトのようにして、睨みつけてくる彼に苦笑した。
「冗談だ」
そういいながら手を伸ばすと、たちまち身体がビクンと跳ねた。
すっかり慣れてしまっているそこは、何もしなくても指を簡単にくわえ込んでゆく。
「何もしなくても入りそうだな」
「おいっ! ちょっと待てっ・・・いきなりは無理だって・・・!!」
慌てて制止しようとしたが既に押し当てられ、ググッと力いっぱい推し進められる。
当然慣らしていないソコには無理な力がかかり、チカッとした痛みに思わず顔をしかめた。
「バッカ・・・痛いって!・・・いきなり入れんなって・・・はぁっ・・・いつもっ・・言ってんだろ」
そう言っても、聞く耳を持たない眉村はお構いナシに突き上げてくる。
全てを中に収めると、ゆっくりと腰をグラインドさせながら律動を開始。
それに合わせるかのように、ベッドが軋み、だんだんと声も大きくなってくる。
「はっ・・・んっあんっ・・・あっあっ」
「やはり、薬師寺の声が一番そそられるな」
ふっと、一瞬笑みを零した彼に、薬師寺は首をかしげた。
「何、言ってるのか・・・あんっ・・・よくわからねぇよッ」
「なんでもない・・・忘れろ」
「あっあっ・・・なんだよっ・・・あんっ・・・はぁっ」
最初は会話が出来たものの、激しく突き上げられるうちに、何を言っているのかわからなくなりあとはもう口から漏れるのは喘ぎ声ばかり。
「少し、声を落とせ・・・。もう他のやつらが起きてくる時間だ」
「ふ・・あぁっ・・・じゃぁ・・あんっお前がもう少し・・・はっぅ・・・ゆっくりっぃ」
「それは無理だ。止まりそうにないからな」
「ああっ・・あうっ・・そ、そんなぁっ・・はンッ」
激しく突き上げられて何度も何度も執拗に攻められて、もう何も考えられずとにかく夢中で彼の与える快楽に身を投じた。
前/ススム