一体何回ヤっただろう・・・?
もう、覚えてない。
一回だけじゃ足らなくて・・・眉村も全然萎えてかくてぶっ続けで3回・・・いや、4回か・・?
それ以上だったかもしれない。
とにかく、わけもわからないまま身体を重ねて気が付いたらベッドの上にいて。
背中が痛い。当然腰も痛いけど。
そりゃそうだよな。
床でヤってたんだし。
途中で壁に頭をぶつけてた所為で頭も痛い。
「ああ、起きたのか?」
「・・・・・・・」
風呂上りなのか眉村がタオルで頭を拭きながら側にやってきた。
なんか・・・。こういうのってドキドキすんのは変か。
夕べの情事をどうしても思い出して顔がまともにみれねぇ。
ギシッとベッドが軋んで、眉村が俺の髪に指を絡ませる。
くるくると巻きつけて遊んでいるような感じで、すっげぇ照れくさい。
それから、ゆっくり今までのことを話して・・・。
わかったことは眉村も俺と同じ気持ちでいてくれたって事。
あれ?
・・・・・でも、おかしくねぇか?
じゃぁ、なんで電話よこさねぇんだよ?
「たくっ、俺のこと好きなら電話くらい寄越せ。・・・すげぇ不安だったんだからな」
「ああ、そのことなんだが、実はな・・・卒業式の翌日に携帯をトイレに落としたんだ」
「・・・・・はぁ?」
「まぁ、故障してデータが全て消えてしまってな。オマケに番号まで変わって連絡のしようがなかったんだ」
前/ススム