エレベーターに乗り込むと、すぐに抱きしめられて、唇を塞がれた。
貪欲に俺の口腔内を舌が犯してゆく。
壁に押し付けられて、息もできねぇほどの激しいキスに俺はもう膝がガクガク。
「ふ・・・っ」
口を離した瞬間互いを繋いでいる銀色の糸が夜のネオンに照らされて怪しく光る。
ぷつっと、切れたそれに名残惜しさを感じてると、ドアが開いて引き寄せられたまま眉村の部屋に向かった。
部屋に入って速攻で俺は床に押し倒された。
「バ・・・バカッ!・・・・俺は、床なんて、絶対いやだぞっ」
「もう我慢できないんだ」
「だ・・・だからっ、ベッドで・・・」
ほんの数メートルくらいのところにベッドがあるのに。
そう言っても、耳に入ってこないみたいで性急に着ているものの隙間から手を入れられた。
触れられただけで、自分の身体がどんどん熱を持っていくのがわかる。
「ッあ・・・ンッ」
首筋に吸い付かれただけで声が漏れて慌てて俺は口を押さえた。
「もっと聞きたい。隠すな」
バカッ・・・恥ずかしいんだよっ
たったコレだけで感じてしまう自分がありえないくらい恥ずかしい。
「恥ずかしがること無いだろ?」
「・・・・・・っ」
ズボンのホックをはずされて中に手を入れられ、一気に神経が集中する。
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