眉薬 他
LoveSick
「 あーぁ、結局・・・ヤっちまった」
ベッドで横になって、薬師寺の呟きが聞こえてくる。
「言っておくが・・・今日はお前が我慢できなかったんだからな」
「うるせぇよ! んなこと言われなくてもわかってる」
そう言って頬を染める薬師寺は、中々可愛いと思う。
いうと、殴られるからいわないが。
・・・それにしても。奉仕する薬師寺は・・・また格別だったなぁ。
「おい、何ニヤニヤしてるんだ!」
「いや、さっきのお前は色っぽくて、よかったなぁと思って・・」
「うわぁっ・・・忘れろ!・・・そんな記憶なんかどっかに飛んでけぇ!!!!」
顔を真っ赤に染めて、俺の頭をぶんぶんと乱暴に掴んで振る。
全く・・・素直じゃないな。
「また、奉仕してくれるんだろう?」
「誰がすっかぁ!!!!」
薬師寺の大声が部屋中に響き渡ったのは言うまでもないだろう。
前/ススム