「若いから仕方がないだろう?」
「正当化しようとするなっ! ふ……ぁっ」
睨みつけてくる瞳を無視して、服を捲り上げ薄桃色した果実を口に含む。
何だかんだ文句を言っても身体は正直だ。
舌の上で転がすと徐々に硬さを増していく。
「お前だって嫌じゃないんだろう?」
「……っ」
顔を覗き込むと頬は薔薇色に染まり、瞳は生理的な涙が滲んでいる。
「知るかっ」
ふいっと視線を逸らした。
だが、抵抗するそぶりは無いからOKという事なんだろう。
そんな素直じゃないところもグッと来る。
胸に舌を這わせながらジャージの隙間に手を入れ下半身を撫でれば、僅かに腰が揺れる。
「いつもより反応が早いんじゃないのか?」
「ん、ぁあっは……っ」
ズボンの上からでもはっきりとわかるほど反応したソレは少し触れただけでもトロトロと先走りの液が溢れてくる。
腰を抱え下げたズボンの隙間から手を入れて秘部に触れる。
「は……ぁっ」
尻を撫でるとびくりと身体に緊張が走り、甘い声が洩れた。
指で秘部に触れればヒクヒクと物欲しそうに蠢いている。
「やらしいな。慣らさなくても入りそうじゃないか。そんなに入れて欲しかったのか?」
腰を揺らして誘っているようにも見える仕草に思わず喉が鳴る。
薬師寺は口元を手で押えたまま何も言わず目元まで真っ赤に染めて小さく首を振った。
早く一つになりたくて、閉じようとする足を強引に開かせガチガチになった自身を押し当てた。
「くっ、流石にキツいな、絡み付いてくるぞ」
「ぁ、っは……バカッそんないきなり……っぁあっ」
文句を言う唇を強引にキスで塞ぎ力任せに全てを押し込む。
腰を軽く揺すると次第に薬師寺の口から嬌声が洩れ、積極的に腰を揺らし始めた。
「ぁああっ、健っ、そんな激しくするなっ」
「俺じゃない、お前が自分から腰使ってるんだっ」
ソファがガタガタと鈍い音を立てながら床を擦り、予想外の動きに翻弄される。
「ちがっ、俺はそんな事、ぁあっ! はぁ……はぁんっ」
否定の言葉を口にしながらも、強請るように腰を押し付けキュウキュウと締め付けてくる。
「あっっ! ああ……ソコっ、イイっ……気持ちいいっ……んぁあ」
背中に回された腕の力が強くなり身体が妖艶にしなる。
滅多に聞けない言葉を耳にして、目の前がクラクラするほどの強烈な快感に襲われた。
足を肩に掛け、夢中で突き上げると快感で濡れた唇を強引に押し当てられた。
「!?」
驚く暇も無くクチュクチュと卑猥な音を響かせ唾液が絡む。
鼻から抜ける甘い声も、自分から求めてくる姿も何もかもが新鮮で艶やかだった。
「ハァハァ、薬師寺っ」
「ぅあぁあっ、やべっ、イイ! ぁあっ! イクっ、も……イくっ」
一際甲高い声でそう告げると大きく身体がしなり俺のジャージに熱い飛沫が飛び散る。
それでも足りないのか突き上げるたびにビュクビュクと白い液体を吐き出し、甘い吐息を洩らす。
その締め付けに俺も堪らず精を放出した。
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