「ごちそーさん」
「……っ」
ニヤリと吾郎が笑う。
あまりの羞恥プレイに恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだ。
「これで終わりだとか思ってないよね?」
クスクスと寿也が笑う。
気だるい体とは裏腹に感覚だけは妙に鋭く研ぎ澄まされてナカでほんの少し眉村が動く気配にも敏感に身体が反応してしまう。
「んっ……ぁ」
「ははっ、まだまだ元気そうだぜ。さっき出したばかりなのにもう勃起してやがる」
自身を緩々と扱かれて頭の芯がジンと痺れるような感覚に陥る。
「ほら、僕もまだイってないんだから」
眉村と入れ替わり今度は寿也が押し入ってくる。
両足を抱え込まれ寿也の上に座るような形で突き上げられて、眉村と吾郎は思わずその様子に息を呑んだ。
「やらしー格好だな。全部丸見えだぜ」
「あぁ」
ごくりと生唾を飲む音が聞こえる。
「ばかっっ、見るなよ。あっっは……」
必死に隠そうとするが寿也はそれを許さずわざと見せ付けるように腰を揺すった。
ハァハァと互いの息遣いに混じって眉村達の荒い息遣いまで聞こえてくる。
「なぁ、俺もう我慢できねぇ。挿れてもいいか?」
「はぁっ!? 馬鹿2本も入るわけねぇだろ! っぅぁっ」
そんなことになったら裂けてしまう。
突然とんでもない事を言い出した吾郎に一瞬恐ろしい光景を想像し、薬師寺はブンブンと首を振った。
「あー、大丈夫。俺、突っ込まれんの専門だから」
「は?」
吾郎の言っている意味がわからずに思わずみんなの動きが止まる。
「余ってんじゃん。コレ」
「!!」
ギュッと自身を握られハッと息を呑んだ。
「まさか、お前……」
「いーじゃん、出来るだろ? 多分」
「い、いや、無理だっ、俺そんな事されたら死んじまう」
「いいね、それ。吾郎君突っ込まれるの好きだもんね」
あくまで他人事のように言う寿也。
「よくねぇっ!」
慌てる薬師寺を無視してぐいぐいと腰を押し付けてくる。
(まるで串刺し状態だな)
苦笑しながら、眉村はその様子を傍観していた。
「ん……っぁ」
甘い声を洩らしながら、ゆっくりと吾郎のナカに自身を埋め込む。
それを確認し寿也は再び律動を開始した。
「ぅあ……ばかっ動くな……ぅあっ佐藤っ、茂野も腰使ってんじゃねぇよ……んんっ」
「あ、すっげー気持ちいいかもっ」
前と後ろ同時に攻められ、頭の中が混乱する。
「おい」
「!?」
突然声を掛けられ目の前に眉村のブツを押し付けられた。
「あっ、あっ、なんの、つもりだよ」
「舐めろ」
ぎらぎらとした瞳で見つめてくる。
(眉村、お前もかよ)
文句を言ってやろうかとも思ったがそんな余裕すら残っておらず、強引に押し入ってくる自身を口腔内に受け止める。
互いの息遣いや肉を打ち付ける音が響き、正常な思考回路を麻痺させてゆく。
「んん〜っくっふ……っぁあっ」
異様な興奮状態の中、行為は三人が満足するまで続けられた。
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