「……やべ、俺……興奮しちまった」
「僕も」
「!?」
パタンと閉じられたドア。
だが二人は出て行く所かジリジリとこちらに近づいてくる。
「なぁ、俺たちも混ぜてくれよ」
「はぁっ!? 何言ってんだ茂野」
興奮しきった瞳で見つめてくるに驚愕の声を上げる。
「薬師寺ってさぁ、普段ノーマルですって顔してるくせにこんな色っぽい声出すんだもん。もっと啼かせてやりたくなるよ」
舐めるような視線。
グイッと顎を持ち上げられて薬師寺は息を詰めた。
「なぁ、いいだろ? 眉村」
同意を求められ、眉村はコクリと頷く。
「って、おい! 冗談じゃねぇぞ! 俺はこんなのいやだからなっ!」
「薬師寺の意見は聞いてないよ」
「なっ!?」
冷たく言い放ちいきり勃った自身を口元に近づけてくる。
「舐めて」
顎を持ち上げられ、薬師寺は堪らず顔を背けた。
口を閉ざしてそっぽを向く彼に寿也の小さな舌打ちが聞こえる。
「まぁまぁ、強がってられんのも今のうちだけだって。こんなやらしー格好してて感じまくってんじゃん」
横からぷっくりと勃ちあがった乳首を口腔内に含む。
ピチャピチャとわざとらしく音を立て吸い上げると鼻から抜けるような甘い吐息が零れた。
「っは……ぁっ」
「気持ちよさそうな声出すじゃねぇか」
「さっき、イク寸前で止められたからな無理も無い」
苦笑する眉村。
わざと腰を揺すってやると内部がキュッっと収縮する。
半開きになった口内に寿也が自身を押し付ける。
「あっっふ、も……や……っ」
嫌々をする薬師寺の髪を掴み強引に押し込むと最初は抵抗していたが、やがて諦めたのかたどたどしく舌を使い始めた。
「うっわ、その顔すっげぇエロイ」
色っぽい吐息を洩らしながら切なげに眉を寄せる。
先走りの液がトロトロと溢れ太腿を伝って床にシミを作ってゆく。
「ん、っはあ……っ」
下からズンッと突き上げられる度に意識がそっちに集中し口元がおろそかになる。
その度に寿也から頬を叩かれ、引き戻された。
身体のあちこちから刺激を与えられ、おかしくなってしまいそうだ。
「もう、イキたくてたまらないって顔してる。吾郎君イかせてあげなよ」
ニヤリと寿也の口角が上がる。
「それもそーだな♪」
悪戯っぽい笑みを浮かべ、吾郎は先走りで濡れた先端を口腔内に含んだ。
「ぅあ……ソコはやめっ……ふぁあっダメだ」
生暖かい舌の感触と眉村による突き上げで昂ぶっていた神経が一気に集中する。
「おい、そんなに締め付けるな。俺がもたない」
背後で切羽詰った声が聞こえる。
「んなこと、知るかっ! ぁあイクッ……駄目だ、イクっぁあ――っ!!」
激しく打ち付けられ目がチカチカするほどの快感にあっけなく性を放出した。
その直後、内部で眉村が果てた
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