眉村SIDE
抱きしめて、キスをする。
いつもと変わらないはずなのに、どれだけ口付けても飽き足らない。
息をするのももどかしく、喉の奥から漏れ出ると息でさえも全てを俺のものに。
舌を絡ませ、唾液を交換し合う。
頭の中が沸騰するんじゃないかというほどの熱い口付けは、俺の下半身を焼け付かせた。
「お前を・・・抱きたい。」
そういうと、サッと頬がばら色に染まる。
「は・・・っ恥ずかしい事・・・聞くんじゃねぇよっ!!」
そう言って、俺の胸に顔を埋める。
ベットにそっと身体を横たえ、柔らかなクセ毛に指をとおす。
身体には、さっき先輩がつけた痕が残っており、その上に新しく自分の唇で印を残す。
「あっ・・・・あっ・・・。」
「消毒・・・してやるから。」
先輩の痕を全て消すように、どんどん唇を下にさげる。
もう既に天を仰いでいるソレを口腔内に含むとたまらず身体が震えた。
そのままクチュクチュと音を立てて刺激すると、ビクビクと身体を震わせ身悶える。
「あっ・・・ぅ・・・んっ・・・ケンッ・・・ああっ・・・・イキそう。」
「・・・・・いいから・・イけ。」
尿道に歯を立てて射精を促す。
「あっあぁっつ・・・は・・あっあああー・・・・・・っ!!」
一際甲高い声を上げて、大きく仰け反りながら、ヤツは俺の口の中で果ててしまった。
「悪い。もう・・我慢できないんだ。」
入れてもいいか?
そう尋ねると、長い長い沈黙の後、薬師寺がコクリと小さく頷いた。
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