「うるさい!!」
俺は、恥ずかしくて思わず布団を目深にかぶる。
「あんなに乱れるなら月に2,3回程度でもよさそうだな。」
「え!?止めろよそんなの・・・俺・・我慢できな・・・・・っ!!」
慌ててとんでもない事を言いそうになった俺を、眉村がニッと笑って見つめていた。
「そうか、そんなに俺を求めてたのか・・・。」
「い・・イや・・・そういうわけじゃ・・・・・。」
「じゃぁ、どういう意味があるんだ?」
意地悪く言われ、俺は言葉に詰まった。
「・・・・・・・・バカッ。わかってるくせに聞くな」
「相変わらず、素直じゃないな。」
「うるさいっ!」
「まぁ、冗談だ。おれも、我慢するのかなり大変だったからな・・・月に2,3回なんて我慢できそうにない。」
「そういや・・・・お前、なんで2週間も我慢してたんだよ?」
「ああ・・・、それは佐藤が・・・・。」
は?・・・なんでそこで佐藤が出てくるんだ???
俺は、眉村から事の詳細を聞いて、絶句した。
「・・・・つまりお前は、俺がこうなるのを待ってたわけか!? 」
「まぁな。・・・不安だったんだ」
そう言ってため息をつく眉村。
「ま、たまにはいいだろ?」
「いいわけねぇだろ!!!バカッ!!」
思いっきり枕を顔にぶん投げて、俺はもう一度布団にもぐりこんだ。
眉村の思惑通りにはまってしまった自分が悔しい。
もう2度と絶対、誘ったりしないからな!!!!
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