「全く、贅沢なヤツだな。」
「・・・・贅沢って・・・お前・・・」
俺は当然のことを言ってるだけだろ?
例え、人がいなくてもこんなところじゃ・・・・。
そんな俺の気持ちなんかお構いなしに俺の太腿を撫で擦ってくる。
その手つき・・・ヤらしいんだよっ!!
「だ・・ダメだッつてんだろ・・・!」
「ダメ?その割には、身体が反応しているが?」
「うるさいっ!・・・や・・ぁっ」
揶揄するようなその声にさえ俺の身体は火照って熱くなって、そんな自分にもどかしさを覚える。
「ヤダヤダ言いながら、ちゃっかり勃ってるじゃないか。」
「あ・・んっ・・・やめろっ・・・お前のせいだ・・ぁっん」
下着の上からなぞられて、ゾクゾクするような甘い痺れが広がってゆく。
やばい・・・このままじゃ・・・止まらなくなる。
必死に止めさせようと腕を掴むが止めてくれる気配もなく、首筋に舌を這わせられて、身体が一気に強張った。
「あっ・・・ダメっ・・マジで・・・や・・・ぁ・・・」
「イヤ?まだそんな事言ってるのか・・・。こんな状態で止めたら辛いのはお前だぞ。」
「う・・うるせぇ。・・・っこんな明るいところ・・・あんッ・・イヤなんだよ。」
「明るいほうがよく見えるだろ?」
「見なくていいんだよ!バカァっ!!」
なに言ってんだ!この変態は!!
睨んでも全然お構いナシに刺激を与えられて、どうしようもなく全身に甘い疼きが広がってゆく
イヤだって思う感情と、欲に負けそうな自分がいて、正直もどかしくて、どうしようもなくて自分自身の中で葛藤していた。
その間にも、やつの手は俺への刺激を与えてくる。
身体の中心が疼いてしかたねぇ。
「も・・・早くっ・・・あっ」
「触って欲しそうな顔してるな?」
「し・・してないっ!バカッ・・アッ!」
ニヤッと笑いながら下着を剥ぎ取られ、後ろに指が触れて、ゾクリとした。
そんな俺を嘲笑うかのように、触れるだけ。
そんな焦らし方・・・止めてくれよっ。
「ほら、自分から腰動かして・・・そんなに入れて欲しいのか?慣らさなくてもいけそうだな・・・。」
「うっせぇ・・・・ッ」
とにかく恥ずかしくて仕方がない。
けれども確実に俺は我慢できなくなって、俺は眉村の腕を掴んで引き寄せた。
「も・・・我慢できねぇ・・・なんでもいいから・・早く入れてくれ。」
耳元でそう囁くと、一気に両足を持ち上げられて、いきり勃ったブツが一気に進入してきた。
「あっ・・ああっ・・・!熱いっ・・・ひぁっ」
「俺も結構・・・・・熱いな。しかもキツイ。おい、もっと息を吐け・・・」
「は・・・ぁッ・・そんなこと言っても・・ぉ・・あんっムリああっ!」
ゾクゾクとした甘い感覚に、段々俺はココがどこか忘れそうになるくらい、その行為に没頭していた。
「ああっ・・・健ッ・・・は・・・ぁっ・・ぅ」
「歩・・・っ!」
激しく突かれて、いつもより数段の興奮状態にあった俺はもう夢中で眉村の背中に腕を回して、与えられる快感に酔いしれていた。
「健・・・っキスして・・・っあっあっ」
「ハァハァ・・・・随分積極的だな・・・あんなに嫌がっていたくせに・・・。」
ブツブツ文句を言いながらも唇をふさがれ、卑猥な音が脱衣所内に響いてそれがさらに興奮状態を生んでいた。
「んっんっん・・・はぁっ・・あっつあっ」
俺の頭の中は真っ白で、最後は眉村の背中に爪を立てて果ててしまった。
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