ぐったりと、力の抜けたところで、ズボンと下着を一気にずらして、秘部に指を突き刺し内壁をグリグリと刺激する。
「すごいな・・・俺の指に絡み付いてくるぞ」
「やっ・・・あっあぁっそんなこと・・言うなっ」
恥ずかしくて顔を隠してしまった薬師寺にお構いなしに前立腺を執拗に攻め立てると、ビクンビクンと身体を仰け反らせる。
「もう我慢できない。挿れるぞ。」
言うが早いか、自身を取り出し、許可を得る前に一気に突き上げる。
腰を掴んで両足を肩にかけ激しく揺さぶるように突くと、ひっきりなしに声が漏れる。
部屋中に卑猥な音が響き渡り、激しく突かれて、薬師寺は段々なにも考えられないほどになっていった。
「やっ・・ぁぁっ・・・健っ・・健・・激しいっ・・ひあぁあっ・・ああっ」
息も出来ないほど激しく突き上げられ薬師寺は背中に腕を回してひたすら気が遠くなりそうな感覚に耐えていた。
「やっ・・ああっぇ・・健っ・・・ひぁぁっそんなに激しいと俺へんになっちまう」
「変になってもいいから・・・。」
「ああん・・お願いっ・・・もっとゆっくりああっ」
ガンガンに突き上げられ、段々と何も考えられなくなってゆく。
「悪いな。とてもじゃないがそんな余裕ないんだ。」
「ええっ・・あっちょぉ・・ムリっああっ無理だってっ」
優しくしてやりたいと思えば思うほど、先ほどの阿久津達の姿が目に焼きついていて、今目の前にいる彼がもう少しでこのような姿を連中にさらしていたのかと思うと、嫉妬でどうにかなってしまいそうだった。
彼は自分のものだ、誰にも渡したくないと思えば思うほどいっそのこと壊してしまおうかという衝動に駆られる。
「お前は、俺のモンだ。誰にも渡さない」
「あんっ、な、なに言って・・・ひゃああっもっダメっマジダメッダメあああー・・・!!」
激しさを増す行為に、薬師寺は果てると同時に意識を手放した。
「おい、歩!?・・・しまった、ヤりすぎたか・・・」
はっと気がついたときには既に薬師寺はぐったりとしていて、眉村は大きなため息をついた。
ベッドに寝かせて、額に張り付いた髪をかきあげる。
「ん・・・・」
ほんの少し身をよじって深い眠りに堕ちていく薬師寺を見つめながら、阿久津達に喰われないでよかったと思うのだった。
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