薄暗い体育倉庫のドアが開いて、一番驚いたのは渡嘉敷と阿久津だった。
すーっと入ってくる外界のまばゆい光に目を細めていると物凄い形相で睨み付けている眉村の姿があった。
「ま、眉村・・・・っ;;」
「お前らっ・・・・・・・よくも薬師寺を・・・・!!!」
ゴゴゴゴっと地割れが響きそうなほどのオーラを出してじわりじわりと近づいてくる眉村に二人は借りてきたきたネコのように大人しくなった。
「 今度という今度は許さんっ!!」
「け、健・・・・!俺なら大丈夫だからっ・・・そいつらに手を出したらダメだって!!」
必死に叫ぶ薬師寺の声に、今にも殴りかかりそうだった眉村はグッと振り上げていた拳を下に下ろした。
未だ怒りが収まらぬまま、薬師寺の手かせ足かせを外すとゆっくりと肩を抱いてその場を後にした。
部屋に入ってからも眉村は無言で、薬師寺はどうしてよいのかわからずに俯いていた。
「あ・・あのさ・・・俺・・・・」
「何も・・・何も言うな・・・・。」
えっと思ったときには強く抱きしめられて薬師寺は一瞬驚いてしまった。
「・・・・ごめん。」
「・・・・・なんでお前が謝るんだ?」
「えっ?あ、いや・・・・なんとなく。」
「なんとなくって・・・・変なヤツだな。」
「確かにな・・・」
お互いに視線が絡んでどちらかともなく笑いがこみ上げてくる。
ひとしきり笑った後に再び視線が合って薬師寺は首に腕を回してそっと瞳を閉じた。
ゆっくりと唇を塞がれ、少しずつベットに沈み込んでいく。
抱きしめられると、さっきまでのざわついていた気持ちが静まっていくのを感じていた。
首筋を舐められ少しづつ服をはだけられて、そのたびに言いようのない羞恥心に襲われる。
「・・・あっ・・・やっ」
眉根を寄せてビクビクッと身体を震わせると、眉村はフッと笑みを零した。
「イヤ・・じゃないよな?」
笑いながら、ゆっくりとズボンに手をかけると既にソコは天を仰いで苦しそうにしていた。
胸の飾りを弄りながら自身を扱きあげると、とたんに切なげな声を上げる。
「随分敏感だな・・・コッチももうヒクヒクしてる。」
「うっ・・うるさ・・・ぁっ///」
秘部には直接触れずにクルクルと周囲を刺激され、もどかしげに腰が自然と浮いてしまう。
そんな自分が恥ずかしくて、薬師寺は思わず枕で顔を埋めて隠してしまった。
そんな様子を面白そうに眺めながら自身を口腔内に含み激しく頭を上下させる。
「ああっ・・・やぁっ・・ああんっ」
クチュクチュと音を立てて吸い上げられて甘い痺れが全身を駆け巡る。
時々尿道を舌で刺激されたりない部分を指で扱かれて段々と高みへと追い詰められていく。
「気持ちよさそうだな?」
「は・・っああん違うっやっぁああっまって・・・も・・俺・・イキそ・・ああっ」
「イッてもいい。いいから、イケよ。」
「やっああっ・・ダメッ・・ああっ・・イクッ・・イっちゃう・・ああっあっあー・・・・っ!!!」
さらに激しく吸い上げられて、シーツを掴んであっけなくイカされてしまった。
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