佐助成り代わりで戦国→現代(bsr)

!佐助×オリキャラ
!現代転生で学パロ
!佐助と武将ズが微敵対
!逆ハー悪女な天女様
!愛され悪女な転入生




猿飛佐助
成り代わりだけど前世の記憶はうっすらあるだけ。原作佐助より少しだけ緩め、かもしれない。戦国で死亡後、現代に転生。小夜とは幼なじみで親公認の恋仲。前世(戦国)の記憶有り。

小夜/相田小夜(名前固定)
愛称はお小夜。女中だったが天女に嵌められ死亡。後、現代に転生。佐助とは幼なじみで親公認の恋仲。前世の記憶有り。





忍として主の命に従った。ただそれだけのことだと言うのに、この喪失感は何だろうか。ーーーなんて、わざわざ考えなくてもわかっている。

「…こんなモノをいつまでも天女様のお目に触れさせるわけにいかないし、ちゃちゃっと処理きますねーっと」

柄にもなく震える手を血に濡れる忍具を握りしめることで隠しながら俺様と血に伏せたソレを抱えて、醜く笑う女とただひたすらにその女だけを見つめる主に頭を下げる。了承の言葉なんて返ってこないことは分かっていたので、頭を下げたまま影に沈んだ。




場所は変わって、森の中。影から出た俺様は大きな木の幹に背を預けて腰を下ろした。そして腕のソレを抱きしめる。まだ暖かいソレは、しかし昨日と同じ顔を見せてはくれない。ソレは、コレはもう人ではなく骸なんだから当たり前だ。なら、……なら、道具が骸に何を言おうが、誰も咎めやしないだろう。そもそも、この場には俺様とこの骸しかいないのだから、誰も咎めることなんてできやしないのだが。

「……もしもの話だけど」

首なら流れ出る赤を指先に拭って、骸の唇に塗り付ける。けれどそれもすぐに拭った。コレには艶やかな赤は似合わない。その代わりに、と腕の力を強めた。

「来世があって、そこで逢えたら」

「いつものように俺様の……俺の名前を、呼んでよ」


ーーーーーねぇ、お小夜ちゃん。

骸の名を呼び、薄く色づいた唇に口付けをひとつ。骸の頬に滴が落ちると同時に、動かないはずの骸が微笑んだような気がした。








みたいな前世があって、現代。幼稚園の時に再会してから幼なじみ且つ恋人として前世と違い平和な世でほのぼのと過ごした二人は、婆沙羅高校に通うことに。

「俺様との約束、ちゃんと覚えてる?」
「もちろん覚えてますよ、佐助さん」
「じゃあ言ってみてよ」
「うわその顔絶対覚えてないと思ってるでしょ…。ひとつ、私達には前世なんてありません。ひとつ、前世なんてない私達には前世の知り合いなんていません。ひとつ、お前らみたいな中二病と一緒にすんな」
「はい、よくできました」
「………ねえ佐助さん最後の本当にこれで良いの?大丈夫?皆様泣かない?」

婆沙羅高校ってなんだそれ婆沙羅ってあの婆沙羅?と思いつつ中学の担任やら他の先生に推されまくって結局ここに進学することになったけど、佐助の勘が旦那たちいるんじゃねって言ってた。前世が前世だしどうしよっかと二人で悩んだ結果が前世のことは覚えてないふり。佐助は元々嘘が得意だし、小夜もこの十年ちょっとの間に得意になったから余裕。だと思われる。

入学後は再会した幸村達に謝られたり絡まれたり纏わりつかれたりするけど、お宅ら誰だよ前世とか意味わかんねーってかわし続ける。幸村達はもしかして思い出してないのか、なら昔のように……とかなんとか思うけどうまくいかない。だって佐助と小夜のらぶらぶ空間にはどうやっても入れないから。そんで葛藤している幸村達を見てはにやにや。天女の毒牙にかかってなくて我関せずな武将ズとは仲良くなれると思う。豊臣軍とか教師陣とか。で、そうこうしてたらある日やってきた転入生。天女と似通った性格のその転入生が小夜を同じ境遇(トリップ)だと勘違いしてまた引っ掻き回す。そんな話。


最終的には仲直りと言うか和解するだろうけど、その和解のさせ方が思いつかない。



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