06
「ユイー! 久しぶり!」
「フユカ!」
時は変わって現在私のいる場所は、シンオウ地方のコトブキ空港。
友達の一人であるユイが出迎えてくれて、お互いハイタッチで再会の喜びを分かち合った。
「休憩しなくて大丈夫?」
「勿論! それじゃソノオタウンまで、レッツゴー!」
今回の目的はソノオタウンのスイーツビュッフェ。
以前テレビで放送されてたカフェが、私たちが訪れた後大盛況になって、お店も拡張され今や名だたる名店にまで登り詰めたんだとか。
で、今日はそのお店の記念すべき1回目のスイーツビュッフェが開催されるんだって。
ユイが1週間前に連絡してきてくれて、私もまたあのお店に行きたいと思っていたので嬉しい知らせだった。
「ねえ、ユイの新しい仲間はいつ紹介してくれるの?」
「向こうについて落ち着いたらにしよ!」
あとはユイにも新しい仲間が増えて、ついにフルメンバーが揃った。
私もその2人に実際に会ってみたいから、こうして今回はシンオウに遊びに来たって訳。
水姉さんが寂しそうな悔しそうな顔をしてたのが若干心残りだけど。お土産いっぱい買って帰らなきゃ。
「お互い6体になったってことは、フルバトルできちゃうね!」
「そうなんだけど、1人があまりバトルに出たがらない子で……もし、本人が希望するなら参加させてあげたいな」
「そういう子もいるんだ。やっぱり個性出るよね」
2人で色々とお喋りをしながらソノオタウンに向かう。久々に訪れたソノオタウンは、相変わらずの花畑に囲まれた絶景だった。
PCで一休み後、開けた広場で互いの手持ちを出す(まあ璃珀さんは擬人化してたんだけど)。
「おお〜、壮観!」
「やっぱり数が多いと凄いねぇ」
みんな種族も違うしね。知り合いの面々は互いに挨拶を交わしたり、似た性格同士でメンバーが固まりだしている。
そしてキョロキョロと周りを見回してる2匹のポケモンが目に入った。
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