02
ついに迎えた、シンオウフェスタ当日。
ナナカマド研究所前でレイナたちと待ち合わせて、コトブキ空港からミアレ空港へ。
「着いたー、ミアレシティ!」
「大掛かりなイベントみたいだし、人がたくさん来てるね」
ナナカマド博士の後ろについてメイン会場の設営場所へと向かう。
前にミアレシティに来た時は、まだ晶と白恵はいなかったんだっけ。
さてさて、2人の様子はどうかな?
「わぁ、ひとがいっぱいだねぇ」
「コトブキよりも騒がしいな、この街は」
まぁ分かってはいた反応だけど……。あれは楽しんでる……んだよね?
「ミアレシティはカロス地方一の都市だからね。
他の街とのアクセスも良いし、自然と人が集まるんじゃないかな?」
「ナオトたちも来られたら良かったのにね。ねぇ、レイナ?」
「ん゛んっ。仕方ないよ焔、ナオトたちにも予定があるんだし」
焔君がナオトの名前を口にした瞬間、レイナは何故か誤魔化すように咳払いをする。
ほんのり頬が赤くなってるように見えるのは気のせいかな?
全員で会場の設営を手伝ったおかげで、予定よりも早く準備が完了した。
開始時間までの間、レイナと一緒にベンチに座ってプログラムを確認する。
催し物の中にはクイズ大会やコンテストパフォーマンスの上映会、シンオウのポケモンとのふれあい体験なんかもあった。
時間が近づくにつれて会場付近に人が集まってくる。
私たちはその中に見知った集団を見つけた。
[*prev] [next#]
TOP