06
その後みんなで屋台の食べ歩きをした。
竜牙君、蒼陽君にタバスコかけられて火炎放射使ってたけど、大丈夫かな?
ちなみに私はユイと一緒に綿飴食べてます。
さっきまで綿飴食べてた笑理と來夢はモモン飴。
そんなに甘いものばっかり食べるんじゃありません! 虫歯になるよ!
そんなことを考えながらも、楽しい時間はあっという間に過ぎるもので……。
「あ、もうこんな時間だ。ポケセンに帰らないと」
「本当だ。時間過ぎるの早いね」
「えー! ユイたちともっとおしゃべりしたいよー」
「笑理。気持ちはわかるが、私たちも戻らなくては」
「今日しか会えないわけじゃないんだし、いつかまた会えるよ」
「そうだよ、笑理。ユイ、また都合が合う日に一緒に遊ぼう?」
「もちろん! むしろこっちからお願いしちゃう!
今度は服とかアクセサリーとか買ったりしようね。約束だよ、笑理ちゃん。
幸夜たちも良いよね?」
「ああ」
「また会いましょう。今日は今日で、なかなか楽しかったですし」
「蒼陽は俺をいじってただけ……まぁ良いや。
俺も楽しかったし、また会おうな」
「……分かった。約束だよ!」
笑理を説得して、もう1度ユイと向き合う。
「それじゃあ、ユイ、また会おうね!」
「うん! また会おうね!」
少しハプニングがあったけど、今までの中で1番忘れられない初詣になったのでした。
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