09
ついにカロス旅行最終日。
この日はプラターヌ博士にメガシンカについて色々教えて貰った。
トレーナーとポケモンの強い絆で、新しい力を生み出す現象であること。
そしてカロスのトレーナーにとって、メガシンカを扱うことは一種の目標であること。
博士の解説はとても分かりやすくて、スルスルと頭に入ってくる。
レイナもナオトも、興味津々で話を聞いていた。
時間も忘れて盛り上がり、気が付けば飛行機の時間が迫っていた。
「おっと、つい話し込んでしまったね。
シンオウへの飛行機には間に合うかな?」
「大丈夫です。博士、色々とありがとうございました」
「メガシンカについてのお話も、とても興味深かったです」
「とっても楽しかったです!」
「こちらこそ、とても楽しい時間を過ごさせてもらったよ」
「あ、そうだ! シンオウに帰る前に、みんなで記念写真撮ろうよ!
良いよね、フユカ?」
「うん、こういう時くらいは写真も良いね。
博士とアレックスさんも一緒に撮りましょう!」
「僕たちも良いのかい?」
フユカが持ち歩いているというデジタルカメラで、記念写真を撮る。
"後で印刷して郵送するよ"って約束してくれて、名残惜しさを感じながらもミアレ空港へと向かった。
たくさん出来た思い出を胸に、フユカと博士、アレックスさんに見送られて私たちはシンオウへの帰路に着いたのだった。
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