03

「着いたー! ミアレシティー!」

ミアレ空港に降り立った私たちは、飛行機から降りてカロスの大地を踏みしめた。

「ここがミアレシティ……。シンオウの街とは違った良さがあるね」

「ナオトはカロスに来るの初めてだもんね。
それでユイ、まずはどこに行くの?」

「まずはホテルにチェックインして、その後はフユカに会いに行こうかなって!」

ユイとの電話で聞かされた、今回の旅の目的。

それは3人でフユカに会いに行って、驚かせようというものだった。

ユイからフユカの名前を聞いた時はとても驚いて、更には共通の友人だということに2人で盛り上がったのはここだけの話だ。

「フユカ……。確かレイナの友達だったね」

「うん、ジュプトルの緑炎君たちとカロスを旅して回ってるんだ。
でもフユカ、プラターヌ研究所にいるかな?」

「あ……」

ユイがしまった、というような顔つきになる。

「研究所にいなかった時のこと考えてなかった……」

『ドジ』

「聞こえてるよ、碧雅!」

「まぁまぁ……。とりあえず、先にチェックイン済ませちゃおうか。
私もプラターヌ博士に挨拶したいし、1度研究所に行ってみようよ」

ひとまず予約していたホテルへと向かい、チェックインを済ませる。

目指すはプラターヌ博士の研究所。フユカに会えるかな?


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