おまけ

〜プラターヌ研究所にて〜



「プラターヌ博士、アレックスさん、こんにちは!」

「お久しぶりです!」

「やぁフユカさん、ユイさん。よく来たね!」

「フユカ〜、いらっしゃい! ユイも久しぶりね」

「ちょ、水姉さん! 荷物潰れちゃう!
あ、博士! 今日バレンタインデーなので、これみなさんでどうぞ」

「これは……ショコラのケーキだね。
ありがとう、アレックスが戻ってきたら食後にいただくよ」

「それから……はい、水姉さん。いつも色々ありがとう」

「これ……グラシデアの花?
ありがとう、フユカ。大事に飾るわね」

「何だ、随分賑やかだと思えばフユカではないか」

「あ、孝炎!」

「アレックスさんもお久しぶりです!」

「いらっしゃいフユカちゃん、ユイちゃん。今日はどうしたんだい?」

「フユカさんがバレンタインデーにケーキを作ってくれたんだ。
それと、みんなにグラシデアの花を渡したいんだって」

「彩、ケーキ大好き! お花もありがとうフユカ!」

「か、かわっ……! この子も笑理ちゃんタイプの癒し枠だぁ」

『ちょっと、場所考えてよロリショタコン』

「可愛いんだから仕方ないじゃん!」

「見たところアイスケーキのようですね。冷凍庫に入れておかなくては」

『フユカから聞いたけど、氷雨もグレイシアなんだよな?
同じ種族なのに、性格全然ちがうんだなー』

『何、紅眞。僕が性格悪いって言いたいわけ?』

『そこまでは言ってねーじゃんか!』

「ケーキもグラシデアの花もいつかは無くなってしまうなんて悲しいわ……。
ねぇフユカ。ケーキとお花、どっちも冷凍保存したらダメかしら!?」

「ケーキはちゃんと食べてね!? 花はまぁ……押し花にでもしてくれたら良いよ」

「今の状態を保っておきたいのよ!
押し花だと枯れてしまうから……烈、今すぐ氷柱花の作り方を調べてちょうだい!」

「いや普通に写真に残しとけば良いだろ」



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