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そしていよいよ迎えた、ガラル観光の最終日。

私たちの目的地はただ1つ。ナックルシティの宝物庫だ。

『宝物庫って何があるんだろうね?』

「うーん、何だろう? 想像つかないや」

『街に建つ宝物庫なんだろ?
だったら、ナックルシティかガラル地方の歴史に関係する何かがあるのかもな』

「見るのが楽しみになってくるね。
キバナさんがオススメしてくれたってことは、有名な観光地なんだろうし」

貸切の予約をした空飛ぶタクシーがロンド・ロゼの前にスタンバイしてくれている。

最初こそ飛び立つ時の揺れに驚いたけど、今となってはもう慣れたものだ。

「お客さん、今日はどちらまで?」

「ナックルシティまでお願いします!」

あいよ、という声を合図にアーマーガアが力強く飛び立った。


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