06
シュートスタジアムに入り、チケットに書かれた席に座る。
観客席はほぼ満席で、多くの観客で賑わっていた。
『すごいね。お客さんがいっぱいだ』
『えぇ。それだけチャンピオンの試合は人気があるのでしょう』
『そうだね。シロナさんの試合もすごそうだけど……』
『シロナさんって?』
『シンオウのチャンピオンだ。何度か会ったことがあってな』
『チャンピオンと顔見知りとかスゲェな』
『……始まるみたい』
試合の審判らしい男性がギルガルドに乗って入ってくる。
レイナが不思議そうにギルガルトを見ていたので、簡単に説明する。
すると"カロスにもいるんだね"って珍しそうにしていた。
でも、何で審判がギルガルドに乗ってるんだろう?
その時、視界が暗くなってバトルフィールドにスポットライトの光が差す。
片方の入口から、オレンジのヘアバンドをした男性が現れた。
司会の人がドラゴンストームと言っていたから、あの人がキバナさんだろう。
そして、反対側の入口からはマントを羽織った男性が現れる。
「あの人が……」
「うん、ガラルのチャンピオン……ダンデさん!」
どんなバトルになるんだろう?
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