05
「お待たせしました、ナナカマド博士。どうされたんですか?」
「おぉ、レイナ君。元気そうで何よりだ。
大した要件ではないのだが、君は4日後の昼頃は空いているかね?」
「え? その日は特に予定も無いのでフリーですけど……」
「それはちょうど良かった。
実はその日に研究員全員で花見をしようということになったのだ。
君さえ良ければ、一緒にどうだね?」
おぉう! 願ってもないお誘い!
楽しみが増えたよ、やったね!
「良いんですか!? 是非ご一緒させてください!」
「ウム! では4日後の正午に研究所前で待ち合わせしよう」
「はい。では4日後に」
ナナカマド博士との通話が終わった瞬間、私は部屋へ駆け戻った。
「みんな、4日後にお花見に行くよ!」
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