04
「へぇ、シンオウ地方……。
そりゃまた遠いとこから旅行に来たな」
「たまたま私がこの地方への旅行券を当てたんだ。
そしたら連れが"息抜きに行ってみよう"って……」
あれから私は緑炎に連れられ、とあるカフェでコーヒーを飲んでいた。
聞けば緑炎も自分のトレーナーと一緒に、このカロス地方を旅しているのだそうで……。
互いの自分のトレーナーの話や旅をしている仲間の話に花が咲いた。
「そういや……デパートで買ってた物を見るに、食事はお前が作ってるのか?」
「あぁ。主人は菓子を作る方が得意らしい。
だから、食事は私が担当している。緑炎はどうなんだ?」
「俺もお前と同じだ。
でもお前のトレーナーと違って、あいつは料理できねぇんだよ。
料理出来るだけ良いんじゃねぇか?
まぁ……美味そうに食ってくれるから作りがいはあるけどな」
彼と話をしていると楽しい。
立場が似ているからだろうか?
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