04
「フフフ♪」
『姫、よろしゅうございましたね』
「うん!」
ショウヨウジムからポケモンセンターに戻ってきた私たちは、リラックスタイムの真っ最中。
そして部屋には新しい仲間、悠冬もいる。
まさか本当に古代ポケモンを仲間に出来るなんてなぁ。
しかもこんなに可愛い子が仲間になるなんて!
『フユカ、嬉しいことがあったの?』
「そうだよ。悠冬が仲間になったことが嬉しくて仕方ないんだ!」
『ホント? 僕もフユカと一緒にいられて嬉しいよ』
ホントに何て嬉しいことを言ってくれるんだ、この子は!
可愛すぎて仕方ないじゃないか。私を悶え死にさせたいの!?
「おいやめろ。バカップルの惚気話を聞かされてる気分になる」
「またまたぁ、緑炎も仲間が増えて嬉しいくせ「狩るぞ」……すんませんした」
でも何だかんだいって悠冬の話をちゃんと聞いてあげてるから、歓迎はしてるみたい。
『ねぇフユカ、"バカップル"って何?』
ん!? もしかしてさっきの緑炎の発言で覚えちゃった!?
「ちょーっと悠冬には早いかな! 悠冬が大人になったら教えてあげるから!」
『? 分かった、大人になったら教えてね』
危ない危ない。流れで説明しちゃいそうになったよ……。
可愛らしくて純粋な悠冬。これからもよろしくね!
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