04
ジョーイさんに緑炎を預けて、自室で次に挑戦するジムを決める。
「ミアレジムはさすがに、まだ早いよね。ゲームでも5番目のジムだったし。
やっぱり、ゲームのシナリオ通りショウヨウジムに挑戦しよう。
どのみちミアレシティ通るから、プラターヌ博士に挨拶でもしていこうかな」
「さっきから何ブツブツ言ってんだ?」
「ギャアアアアッ!」
いきなり声をかけられて驚いてしまい、素っ頓狂な声を出してしまう。
うん、不可抗力。
「色気のねぇ声だな」
「うっさいわ! 戻ったんならノックの1つや2つ……」
勢いよく振り返ると、そこには緑の髪と金色の瞳を持ったイケメン。
しかも背、高ッ!!
もちろん見覚えはない。
「えーっと……どちら様?」
「は? お前、早々にパートナーのことを忘れたのかよ?」
「忘れたも何も……って、その声もしかして緑炎?」
「気付くのが遅ぇ」
……。
嘘ォッ!?
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