03
プラネタリウムのようなワープ空間? を移動した後、昨日激戦を繰り広げたバトルフィールドへ降りる。
中央でスタンバイしているゴジカさんに挨拶した。
「ゴジカさん。こんにちは。今日はよろしくお願いします」
「お待ちしておりました。
早速占いに入ろうと思いますが、心の準備は良いですか?」
「待って、ゴジカ」
ゴジカさんの背後から聞こえてくる凛とした声。
視線を移すと、そこにいたのは白い髪に紺色のストールを巻いた女の子だった。
これまた白のキャミソールワンピースが、彼女の美しさを際立たせている。
とっても素敵な子だけど……どちら様でしょうか?
「おや、ニャオニクス」
「えっ、ニャオニクスって……ゴジカさんのニャオニクス!?」
わぁ、"クール系美少女"って彼女みたいな子のことを言うのかなぁ。
これでツンデレっ子でもあるなんて、(何にとは言わないけど)刺さる人いるよ絶対。
「えっと。こんにちは、ニャオニクスちゃん」
「ごきげんよう。
……フユカさんと言ったかしら? 今日のお客様があなたなのはゴジカから聞いていたわ。
それなら、もちろん"彼"もいるのよね?」
「彼?」
誰のことだろうと不思議に思っていると、ニャオニクスは緑炎たちのいる方に視線を向けた。
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