02
「ところで、フユカさんはどこから来たのかな?」
うっ……。
それを聞かれるとは思わなかった。
どう説明しよう……。
"寝て覚めたらいつの間にかトリップしてました"、なんて話を簡単に信じてもらえるとも思えない。
「いや、言いづらいなら良いんだ。
ただ、ジュプトルなんて珍しいポケモンを連れていたものだから」
「いえ、あの……言いづらいっていうわけじゃなくて、何というか……。
こんな話をしても信じてもらえないような気がして」
『それを"言いづらい"っていうんじゃねえか』
ジュプトル君、シャラップ。
「どんなに不思議な話でも良いから、君さえ良ければ聞かせてくれないかい?
僕はどんな話でも信じるよ」
博士、すごく良い人!
私はこの世界に来た経緯を話した。
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