06

「おや、そこにいるのはフユカではないか」

後ろから掛けられた声に振り返ると、そこにはプラチナブロンドの髪に赤い瞳の男性がいた。

隣には銀髪ポニテの男性もいる。

「孝炎に鋼刃! 久しぶりだね」

「うむ、最後に会ったのはシャラシティであったな」

「貴殿も息災のようで何よりだ。主も喜ぶだろう」

2人がここにいるってことは、やっぱりアレックスさんたちもいるんだね。

久しぶりに会いたいなぁ。

『フユカちゃん、コイツら知り合い?』

「あぁ、龍矢は初対面だったよね。
2人はアレックスさんとこのポケモンで、色々とお世話になってるんだ」

『へぇ?』

「そなたは新顔だな? 我はキュウコンの孝炎、こやつはエアームドの鋼刃。
アレックス共々、よろしく頼もう」

『これはご丁寧にどうも。俺はオンバットの龍矢。
フユカちゃんの彼氏になる予定なんで、そこんとこよろしく』

「そんな予定はありません!!」

何ちゅー爆弾発言を投下してくれてるのコイツは!?

あと孝炎、扇子で隠してるつもりだろうけど口元が笑ってるのバレてるからね!

「そうか、そうか!
まぁ番うのは構わぬが、間違いなくそなたは水恋に氷漬けにされるであろうな」

「あー……まぁ、確かに……?」

あの絶対零度の笑顔を向けられたら、烈ですら押し黙るほどだもんね。

というか問答無用で即凍らされるだろうな。4倍ダメージだから頑張れ龍矢。


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