01
「あ、街が見えてきた!」
ショウヨウシティを出発して、シャラシティを目指していた私たち。
道に沿って歩いていると、モン○ンミッ○ェルに似た建物を擁する大きな街が見えてきた。
『間違いねぇ、シャラシティだな』
「シャラシティって、メガシンカの伝承がたくさん残ってるんだよね?」
『あぁ。あのマスタータワーって場所に”メガシンカ親父”って人がいる。
プラターヌ博士とは顔なじみだ』
「へぇ」
緑炎、やけに詳しいな。
『姫、本日のご予定はどのようにお考えで?』
「そうだなぁ。宿泊部屋を確保しておきたいから、ポケモンセンターに先に行く予定。
で、その後マスタータワーに行ってみようかな」
『メガシンカ親父という方に話を聞くのですか?』
「そのつもり」
『ねぇねぇフユカ。メガシンカって僕にもできる?』
「うーん、悠冬には無理かな」
『えー、何で?』
『アマルルガのメガシンカの発見例は見つかってねぇんだ』
『ふーん』
悠冬がシューンと肩を落とす。
不思議なことや神秘的なことに興味が湧くのは、人間もポケモンも同じなんだな。
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