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「あ、街が見えてきた!」

ショウヨウシティを出発して、シャラシティを目指していた私たち。

道に沿って歩いていると、モン○ンミッ○ェルに似た建物を擁する大きな街が見えてきた。

『間違いねぇ、シャラシティだな』

「シャラシティって、メガシンカの伝承がたくさん残ってるんだよね?」

『あぁ。あのマスタータワーって場所に”メガシンカ親父”って人がいる。
プラターヌ博士とは顔なじみだ』

「へぇ」

緑炎、やけに詳しいな。

『姫、本日のご予定はどのようにお考えで?』

「そうだなぁ。宿泊部屋を確保しておきたいから、ポケモンセンターに先に行く予定。
で、その後マスタータワーに行ってみようかな」

『メガシンカ親父という方に話を聞くのですか?』

「そのつもり」

『ねぇねぇフユカ。メガシンカって僕にもできる?』

「うーん、悠冬には無理かな」

『えー、何で?』

『アマルルガのメガシンカの発見例は見つかってねぇんだ』

『ふーん』

悠冬がシューンと肩を落とす。

不思議なことや神秘的なことに興味が湧くのは、人間もポケモンも同じなんだな。


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