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「ひゃっほーぅ!」

『風になったみたーい!』

一体私たちが何をしているのかというと……。

自転車でサイクリングロードを爆走中。

『レイナ、今日はこれからどうするんだっけ?』

「今日はヨスガジム戦に向けて、迷いの洞窟で特訓だよ」

あのジムはゴーストタイプのジムだからエスパータイプの來夢は不利だ。

とはいえ、何もしないわけにはいかないので、迷いの洞窟で特訓をすることにしたというわけ。

『ゴーストタイプかぁ……。あたしじゃ電気技しか効かないじゃん』

ショボーンとしてしまった笑理。

「でも、ノモセジムは水タイプのジムらしいよ。笑理にはノモセジムで活躍してもらうね」

水タイプのジムと聞いた途端、笑理の顔が輝いた。

だってほら、ノモセジムのジムリーダーってギャラドス持ってるらしいし。


『レイナ、そろそろブレーキかけないとゲートにぶつかっちゃう』

「え……あ、本当だ。
笑理、しっかり掴まってて!」

自転車のハンドルを握り、急ブレーキをかける。

笑理が吹っ飛ばされそうになったこと以外、事故は無し。

自転車を降りてゲートを通過した。


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