03

マサゴタウン――。

海の近くにあり、潮風が心地良い町だ。

ナナカマド博士の勧めで各地のジムに挑戦することになった私は、旅の支度をするために研究所にいた。

「レイナ君、君のモンスターボールとポケモン図鑑だ」

「ありがとうございます」

「この近くだと、クロガネシティにジムがある。まずはそこに挑戦すると良いだろう」

「はい。博士、色々とお世話になりました」

お礼を言うと、ナナカマド博士は微笑んだ(ように見えた)。

「クロガネシティに着いたら連絡を入れるように。
それと、困ったことがあったらいつでも頼りなさい」

博士の言葉に暖かさを感じて、涙をこぼしそうになった。



翌日――。

ナナカマド博士や研究員たちに見送られながら、仲間になったランクルスの來夢とヒコザルの焔を連れてマサゴタウンを旅立った。


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