06


お昼ご飯を食べて一息ついた後、今度は全員でトレーニングをすることになった。

鋼鉄島の洞窟内部は薄暗いため、懐中電灯は必須だ。

「結構暗いんだね」

「しばらくしたら目が慣れてくるよ。かなり歩いたけど、大丈夫かい?」

「うん、大丈夫。……あれ?」

「どうかした?」

「今、あっちの洞窟に怪しい人が入っていったような……」

すると突然、"ドーン!"という爆発音が響いた。

洞窟内部に生息するポケモンたちがパニックを起こして逃げていく。

「わぁ!? な、何!?」

「行ってみよう!」



爆発音のする方向に向かって慎重に進む。

一際広いところに出ると、爆弾のようなもの(というか完全に爆弾)を爆発させているギンガ団の姿があった。

「あれは、ギンガ団……!」

「なるほど、ポケモンたちが騒いでいたのは彼らの仕業か」

「止めなきゃ!」

「待つんだ、レイナ。僕も行くよ」

野生のポケモンたちのことも考えずに爆破して回るなんて、絶対に許さないんだから!


[*prev] [next#]






TOP
×
第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -