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バトルフィールドを退出し、ジムのエントランスに戻ってくる。

フェンバッジを受け取ったナオトは大事そうにケースへ仕舞った後、挨拶もそこそこにノモセジムを出発していった。

「よし! 明日のジム戦は君だなぁ、レイナ君!
今から楽しみだ!」

「私だって……いえ、私たちだって負けるつもりはありません。
持てる力の全てをぶつけますんで!」

「おうとも! そうでなくては面白くない!
ただ……彼はガールフレンドの試合を見られないのかぁ。
何とも勿体無いなぁ!」

まだその話を引き摺りますか、マキシさん!?

「ほ、本当に彼とはそういう関係じゃないので!」

豪快な人のイメージだけど、意外とロマンチストなのかな……?



"似合わない"とか思ってるわけじゃないよ決して。ちょっと意外だっただけで。



明日のジム戦の日時を確認して、私もノモセジムを後にする。

今日はみんなで美味しいもの食べて、英気を養おう。


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