Memo
▽平子真子『Garden』:後書き
えーとInfoに添えた通り、展開だけで言えば「お戯れ」のお話なんですが。
前回とは逆に、おこがましくも平子さん側の救いに重きを置く挑戦。連載とは違う角度とタイミングで、過去を抱える平子さんを想像して膨らませてみたパターンのひとつ、というか……。
個人、或いは同志的な仲間に限った目的があって、尚且つその目的のきっかけが喜ばしくない不本意なもので。他人に理解を求めるものでもなく、自分たちが納得してればそれで良い、そう思う気持ちにも嘘はないとしても。
だけどそこに、その目的を果たすことが結果的に誰かの為にもなるという「ついで」的な理由がポッと生まれたら、ほんの少し楽になったり、進みやすくなることもあるかもな、と思うのです。
目的に取って代わることはないけど、色んな時々に必ずふっと頭によぎる。気まぐれや好奇心、下心が取っ掛かりとした出逢いが意味を持つ可能性もゼロじゃーないよなと。
そこでインパクトとして、振り幅の大きい破天荒タイプ(野性児気味/笑)でいて、どっか憎めない感じの女性もいいかなと(普通にウザかったんだけどーって思われた方はすみません)。何にしても10が100なんで時に周りをギョッとさせる、でも当たり前のことを当たり前に慈しめる人、そんなイメージで書きました。
加えて、その性格が先天的か後天的かはさておき、『トラベル(カメ)ライター』のお仕事を背景に置き、コインランドリーという生活感のある場所から世界ビジョンの話に広げてみました。
退屈型の夢主には暑さは人を狂わせる的なことを言わせましたが、時にはそれに乗じてみてもイイことあるかも? なバージョン。完全な自己満ですが楽しかったです!
[10/8/16 Mon 16:20]
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