「んッ─ァ、ぅ……ッ!ん、…ンっ、あ、あっ……!」
ぐち、ぐちゅッ─ずちゅ、
ずっと挿れられていたせいで、解れたそこ。腸液と我慢汁とが混じった水音が奥を擦るたびに聞こえてくる。
「は、あ─ッ…、ふ、ぁ……や、しゅ、ん……っだめ、」
「……胸を突き出していては説得力はありませんが、」
「ッ…違、俊が……手…押さえ、…っあ、ぁ……ッ……!」
ちゅうう……っと捲れて見えていた乳首に吸い付かれる。ねっとり舐められたと思ったら、また吸われて。
「ッ─ひ、…あっ、ッ……ン、ぁ、…」
「ん、…─去年よりは、感じるようになってきましたね……」
「あ、え…ッ…?、ぁ…あっ、う…」
いま、何か言われたような気がしたけれど、上手く聞き取ることが出来なかった。
それよりも快感が勝って、ペニスから先走りが垂れてくる感覚に腰が震える。
「…ッ……あっ、あ、ん…ぁ、ン…!」
ぐちゅ、ずる、ぐちっ、!
「…ふ……鈴葉様…、ここ、好きでしょう…、?」
「!…ぁ…ッ…あぁっ…!…ァ…やめ…ッあ、だめ、ン……ッ!」
「っほんとう、絞まりますね──」
「あっ……ああッ──!」
奥で動きが止まったと思ったら、ぐりぐりと痼をつぶすように擦られて、堪らずぴゅるっと達してしまった。なのに、その間も擦られて、お腹がぎゅうぎゅうと引きつる。
「ッ……ぁっしゅ、ん…!…動かな…ッ、で……ン、あっ、あぁっ…!」
「っ、!──は、すみません……俺も、イきたかったので、」
「あ……ッ……!、」
ずるるっ!と引き抜かれてすぐ、びゅるっと精液が太ももやお腹、ペニスにもかかった。絶対にべとべとだ……っ
互いの呼吸を整える声を聞きながら、重力にしたがって垂れていく精液にちょっと恥ずかしくなる。
「、っ……─鈴葉様、起きるまでは…まだ時間がございますので、寝てくださって大丈夫ですよ、」
「、う……ん……、」
体は拭いておくから、と俊の言葉をゆっくり理解しつつ、
どっとくる射精後の倦怠感と、眠気も相成って、ゆっくりと俺の意識は遠退いっていった───
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shiori
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