「んッ─ァ、ぅ……ッ!ん、…ンっ、あ、あっ……!」

ぐち、ぐちゅッ─ずちゅ、

ずっと挿れられていたせいで、解れたそこ。腸液と我慢汁とが混じった水音が奥を擦るたびに聞こえてくる。

「は、あ─ッ…、ふ、ぁ……や、しゅ、ん……っだめ、」

「……胸を突き出していては説得力はありませんが、」

「ッ…違、俊が……手…押さえ、…っあ、ぁ……ッ……!」

ちゅうう……っと捲れて見えていた乳首に吸い付かれる。ねっとり舐められたと思ったら、また吸われて。

「ッ─ひ、…あっ、ッ……ン、ぁ、…」

「ん、…─去年よりは、感じるようになってきましたね……」

「あ、え…ッ…?、ぁ…あっ、う…」

いま、何か言われたような気がしたけれど、上手く聞き取ることが出来なかった。

それよりも快感が勝って、ペニスから先走りが垂れてくる感覚に腰が震える。

「…ッ……あっ、あ、ん…ぁ、ン…!」

ぐちゅ、ずる、ぐちっ、!

「…ふ……鈴葉様…、ここ、好きでしょう…、?」

「!…ぁ…ッ…あぁっ…!…ァ…やめ…ッあ、だめ、ン……ッ!」

「っほんとう、絞まりますね──」

「あっ……ああッ──!」

奥で動きが止まったと思ったら、ぐりぐりと痼をつぶすように擦られて、堪らずぴゅるっと達してしまった。なのに、その間も擦られて、お腹がぎゅうぎゅうと引きつる。

「ッ……ぁっしゅ、ん…!…動かな…ッ、で……ン、あっ、あぁっ…!」

「っ、!──は、すみません……俺も、イきたかったので、」

「あ……ッ……!、」

ずるるっ!と引き抜かれてすぐ、びゅるっと精液が太ももやお腹、ペニスにもかかった。絶対にべとべとだ……っ

互いの呼吸を整える声を聞きながら、重力にしたがって垂れていく精液にちょっと恥ずかしくなる。

「、っ……─鈴葉様、起きるまでは…まだ時間がございますので、寝てくださって大丈夫ですよ、」

「、う……ん……、」

体は拭いておくから、と俊の言葉をゆっくり理解しつつ、

どっとくる射精後の倦怠感と、眠気も相成って、ゆっくりと俺の意識は遠退いっていった───


mae ato



51/143 / shiori








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