「……鈴葉様、」
「………………」
「鈴葉様」
「………………」
「……鈴葉様」
「………………」
「鈴─」
「なに??凄い食べてるだろいま!」
「…………いえ、食べ終わっていますが」
「…………なんか分かんないけど、イライラするから寝る」
「!、、おやすみなさい」
バタン、とそのまま寝室のドアと鍵を締めた。
どう考えても俺が過ごしたかった平和で静かでシロのいるお昼休みが過ごせなかったことへの八つ当たりである。
情緒不安定かよ。
子供か俺は…
「?、メールだ」
ごろんっとベッドに寝転がって、携帯を確認したら珍しく雅也からのメールが届いていた。だいたい俺からなのに。
なんだなんだ?
"食堂へは来ないのか、副会長がさりげなく探しているようだったが?"
「……………なるほど。無視しよう」
雅也の妄想のネタにしたいだけみたいだ。
「………………そういや、」
連絡先知らないな。生徒会の誰のも。知っておいたほうがいいのかなあ……..。
26/143 / shiori
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