またお昼、食堂で。
「なんて言われたけど、」
実はいく気が更々ない。
去年、何回か食堂へは行ったことはあるから、生徒会が食堂に来たらうるさいのは覚えてる。
でも購買とか購買とか購買で済ますのが普通な俺には食堂は重い。
だから購買でメロンパン(ホイップ入り)とフルーツオーレを買って、庭にでてきた。
ここは人が通らないから、落ち着ける秘密のスポットのひとつだ。
それに、
「にゃあ〜」
「!、シロ。久しぶり」
真っ白な毛並みののら猫、俺が認めた生クリーム仲間がいるのだ。あ、白いからシロ。元気そうでよかった。
「今日はメロンパンの生クリーム添え〜……ってうわあ!!」
シロの隣に座ろうといそいそと近づいていったら、木の根っこか何かに躓いて思いっきり転けてしまった。。痛い……
「にゃ〜?」
「あはは、シロ、ごめん、大丈夫」
「ってぇな……」
「うん……痛いよな……って……え?」
い……今なんか
誰かと会話したような……?
そのとき、
ガサッと木の影から何か飛び出してきた。
俺は咄嗟にシロを抱えて少し距離をとる。
そしたら、
「……あ?、なんだテメェ」
思いっきり不良でした。
アーメン。
24/143 / shiori
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