「私昔からお兄ちゃんが欲しかったんです。だからディーノさんがいると何だかお兄ちゃんが出来たみたいで嬉しくて」
「はは。お前もツナも俺の兄弟みたいなもんだからな。本当に兄が出来たと思って接してくれてもいいんだぜ」
「本当ですか。嬉しいなあ。ディーノさんみたいなお兄ちゃんって理想的ですもん」
「そうか?」
「そうですよー。優しいし、背は高いし、王子様みたいに格好良いし、頭も良いし、カリスマ性もあるし」
「お、おいおい。褒め殺しじゃねーか。照れるなあ」
「なのに一人じゃ何も出来なくて、ドジでダメなお兄ちゃんなんて可愛くて素敵ですよね」
「えっ」
(2011.06.13)