公園にて。

    「ええええ、ザンザスさん?」
    「チッ……沢田ソラか……」
    「何でこんな所に一人でいるんですか。お仕事でいらっしゃったんですか?」
    「俺がここにいたら悪ぃか」
    「悪いとは言ってませんけど……」
    「……」
    (ザンザスさんと公園とか不釣り合いすぎる……)

    「いつまで隣にいるつもりだ」
    「いや、その……ザンザスさんは誰か待っているんですか?」
    「だったら悪ぃか」
    「悪いとは言ってないですけど」
    「失せろ」
    (って言っても、こんな所に雲雀君とかが出くわしたら面倒くさい事になりそうだしなぁ……)
    「……」
    「喉乾きません?自販機で良ければ何か買ってきますよ」
    「テメェの施しなんざいらねぇ」
    「……じゃあ、待っている間にゲームでもしません?私今3DS持ってるんで」
    「……ガキの玩具だろ」
    「結構面白いですよ」
    「……」


    「う゛お゛ぉい!!クソボスがあ!一人で勝手にはぐれやがって!何し……」
    「あ、スクアーロさん。こんにちは」
    「遅いぞ、ドカスが」
    「さ、沢田ソラ……!?」
    「行くぞ」
    「さよなら、ザンザスさん、スクアーロさん」
    「お、お゛う……」
    「……」
    「……」
    「おい、カス」
    「あ、あ゛あ゛!?」
    「3DS買って帰るぞ」
    「……!?」


    (2011.05.14)


PageTop

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -