「ソラ姉って最近雲雀さんと仲が良いよね」
「そうなのかな?でも私よりもツナの方が全然仲良いじゃない」
「えっ、どこが?」
「えっ?」
「えっ?」
「……?」
「……?」
「そういえばツナこそ、最近ハルちゃんと仲が良いよね。京子ちゃんはどうしたの」
「ハルはそんなんじゃないって!」
「ふうん?」
「にやにやすんなよ!」
「じゃあさ、クロームちゃんとかはどうなの?ほっぺにチューされてたじゃない」
「ちょっ、だからそれも違うって!それに俺は京子ちゃん一筋だってば!そういうソラ姉こそ最近骸とよくいるじゃん!京子ちゃんのお兄さんはどうしたんだよ」
「やめてよ!!!」
「えっ」
「冗談でも私と骸さんをそういう目で見ないで!」
「え、あ、その」
「私を馬鹿にしてるの?!」
(何があったんだ)
「……」
「……」
「……」
(気まずっ)
「……」
「あ、そうそう、怪しいといえばソラ姉、持田先輩とも仲が良いよね」
「はあ゛ぁ!?何ふざけた事抜かしてんの!?」
「すっ、すいません!!」
「……」
(なんでこの人こんな情緒不安定なの)
「……」
「えーと、じゃあ、獄寺君と仲が良いような気がするけど、二人の関係はどうなの」
「別に普通だよ。そんなに仲良く見えるかな」
(獄寺君は良いんだ)
「獄寺君って弟みたいで可愛いって感じだから、恋愛がどうのとか無いよ」
「ふーん。じゃ、じゃあザンザスと仲良いけど、どうなの、とか聞いてみたり」
「……」
「わああ、怒らないで怒らないで!」
「何言ってるのツナ。別に怒らないよ」
(沸点が分からん)
「ザンザスさんは天然なお兄さんって感じかな」
「(天然……?)獄寺君が弟でザンザスが兄とか、体がいくつあっても足りないよ」
「でも楽しいと思うよ」
「俺は姉さん一人で良いや」
「ツナってば甘えん坊だなあ」
「そういう意味じゃないから」
(2011.05.23)