多分俺は一生奴の隣にいるのだと思う。
 何があろうと、何をされようと、罵られ暴力を振られようともそれは決して変わらない。
 初めて奴を見たあの時から、奴の瞳に宿る激しい感情を見たその時から、囚われ続けているのだ。
 それは恋に似ているのかもしれない。別に奴に欲情したり愛情を持っている訳ではないし、奴が女を持とうが興味はない。ただ俺は奴の激しい感情に只管焦がれ、焦がれ、焦がれ続けているのだ。

 俺は何があろうとも奴を裏切る事はないだろう。永遠に付き従い、力になる為、命尽き果てるまで走り続けるのだ。
 もし俺が奴を裏切る事があるとすればそれは傍にいれなくなった



死が二人を分かつ時



(2011.05.27)


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