▼プロローグ
「あ…っ…」
考えるよりも先に、体が動き出していた
まるで吸いつけられるように、足が勝手に彼女の方へと進む
なんて声をかけよう、とか
どんな言葉で挨拶しよう、だなんて思考は
眼前に彼女の姿が迫る程に消えていった。
ただ、もっと彼女を近くで見たいーー
そんなシンプルかつ、ちょっとだけよこしまな理由で僕の体は無意識に前へと進む
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