▼1.再会
「わかった、エマ。あとで君の欲しがっていたバッグを……」
「私とジャンは離れない」
その豊満なバストをぎゅっと僕の腕に押し付けてくる。…色仕掛け作戦か
見えすいた手口に惑わされまいと思いながらも、男の本能に訴えかけてくるものがあり、邪険にできない。
「え、えっと…エマ?」
「二人きりになれる場所に行きましょう」
「……」
まずい。完全にペースを握られている。
容姿の面から言っても、世間一般的に「上位」の部類に属するエマ
そんな彼女の誘惑に、全く動じないほど僕も男は出来ていない
「…わかった」
その細い肩に腕をまわし、人気のない路地裏へと連れ込む
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